3月のBGM ユッスー・ンドゥール「JOKO」
今月の推薦盤は、発売されたばかり、湯気の出そうなホットな一枚です。当店でこんな新盤が登場するのは、きわめて珍しい事です。それは是非とも、早く多くの皆さんに聴いてほしい、大推薦盤だからです。
ユッスー・ンドゥールは、日本ではまだあまり名の知れたミュージシャンではありませんが、ヨーロッパではメジャーな存在で、アフリカの人としては、マンデラさんに次いで有名な人物かもしれません。なぜなら、1998年にフランスで開催された、ワールドカップ・サッカーの公式賛歌を、歌った一人でもあるからです。
彼は1959年に、パリ・ダカールラリーの終着地で知られる、セネガルの首都ダカールで生まれ、メジャーになった今もそこを、活動の本拠地にしています。ですから彼も、ワールド・ミュージックの一人として、ジャンル分けされてしまうのでしょうが、このCDを聴くとこれから世界のミュージックシーンを、支えて行くのは彼らやアジアのミュージシャンになるだろうという思いが、確信になって行きます。
ここに収められている曲を聴いていると、なんとも言えない浮遊感に包まれ、気持ちがふわっとなってゆくのが不思議です。
なにはともあれ、一度お聴きになってください、その感覚が実感できるとおもいます。ちょっと試聴したい方は、HONDAのステップワゴンのテレビCMで、「オブラディ・オブラダ」を、軽快なハイトーンで歌っていますので、聴いてみてください。
2月のBGM キャロル・キング・トリビュートアルバム「TAPESTRY Revisited」
最近は洋の東西を問わず、トリビュートアルバム真っ盛りの感さえあります。そんな流行に乗って、ご紹介するわけではありませんが、今月はそんな中の一枚です。
ただし、タイトルを見てお判りのように、このアルバムは一人のミュージシャンに捧げるのではなく、一枚のアルバムに捧げたトリビュートアルバムである所に、大きな特徴があります。それは、このアルバムに収められた、一曲一曲がいかに素晴らしい作品であるかの証明でしょう。もちろん、参加したミュージシャン全員が、キャロル・キングその人を尊敬し、深く愛していることは、今さら説明する必要もないことですが。
このアルバムのオリジナルは、1971年世界中で大ヒットした、不朽の名作と言われている「TAPESTRY」です。日本でも「つづれおり」の邦題でよく知られています。さて、参加ミュージシャンを紹介しますと、ロッド・スチュワート、リチャード・マークス、セリーヌ・ディオン、ビー・ジーズ、マンハッタン・トランスファー等々、まさに世界中のトップスター勢揃いの豪華版です。
一聴の価値ありと言ったところでしょうか。当店の女性スタッフの一人に、このアルバムの熱心なファンがいて、ランチタイムに度々登場する一枚です。
1月のBGM フィル・コリンズ「PHIL COLLINS...HITS」
欧米では、キャリアが3〜40年で、なおかつトップスターのまま現在も活躍をつずけている、ロックミュージシャンが少なくありません。
なかでもイギリスのミュージックシーンでその傾向が強いようです。かのビートルズと並び賞されるローリングストーンズは、今だ健在で世界ツアーを行い、多くのファンの声援を浴びつずけていますし、エリック・クラプトンは最新のアルバムが、ヒットチャートの上位にランクされているのは御存じのとうりです。さらには、ロッド・スチュアートやスティングなど、まさに枚挙にいとまがありません。
今月とりあげたフィル・コリンズもその中の代表的な一人です。彼はジェネシスのメンバーとしての活動と並行して、1981年から活発にソロとしての活動を展開してきました。このアルバムは、その集大成と言えるものです。その歌声は決して若いミュージシャンには真似る事のできない、深さと広がりがあり、かつエネルギーにも満ちあふれています。
昨年はディズニーのアニメ映画の「ターザン」の音楽も手掛け、益々活躍の度合いを深めているフィルからは、当分目が離せそうにありません。
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