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キャンティーは、日本で古くから親しまれている外国産ワインの銘柄の代表格です。ですからキャンティーと聞けば、下半分がわら細工で包まれている、独特な丸い形をしたボトルを思い出す方が、多いと思います。むかしのイタリアンレストランでは、インテリアとして店の壁などに、よく吊るしてありました。でも近頃あまり見かけなくなったのは、イタリアでも伝統的な工芸が、近代技術にとって代わられているのでしょうか。 キャンティーはイタリア半島のほぼ中央、トスカナ地方を代表する赤ワインです。使用されるブドウは、サンジョヴェーゼという品種が主体で、紫をおびた美しいガーネットの色調と、やや酸味のあるさわやかなのどごしが特徴です。非常にバランスのとれた、ミディアムタイプの赤なので、合わせる料理はやはり、イタリアや地中海沿岸の、あまりバターや生クリームを使わないものがベストですが、和の食材とも無理なくマッチします。 「クラシッコ」は、古くからある特定のブドウ園で造られたワインを意味しますので、一般のキャンティーよりワンランク上というわけです。これは他の銘柄でも同じ事で、ソアーヴェやアマローネなど「クラシッコ」の付いた銘柄は、数多く見られます。いまの時季でしたら、常温でちょうど飲み頃ですので、お花見の時にでも一本添えてみてください、いつもとちょっとちがう雰囲気の、お花見になるかもしれません。
今月は近年、我が国でもひろく飲まれるようになった、チリワインの一本です。 とても長い名前が、付けられています。一度や二度聴いただけでは、覚えきれません。アメリカ産や南半球産のワイン名には、使われているぶどう品種が含まれているので、どうしても長くなりがちです。 まずコンチャイトロは、醸造所の名前です。チリ最大のワインメーカーとして、知られています。次のカッシェロ・デル・ディアブロですが、驚いたことに日本語に訳すと、「悪魔の蔵」と言う意味になります。これは、このワインがあまりに素晴らしいので、ワイン泥棒が来ないよう、わざと付けられた名前です。最後のシャルドネが、使われている、ぶどうの品種です。フランスで高級白ワインを生み出す品種として、とても有名です。 さて、肝腎の中身ですが、じつに上品で深みがあります。全体に角ばったところがなく、まろやかという表現が、最もふさわしいワインだと思います。そんな高級白ワインの条件を、幾つも兼ね備えていながら、チリワインの例にもれず、価格は非常にリーズナブルです。デイリーワインの経済性を持ちながら、気分はとてもリッチになれる、そんなありがたい一本です。これからの季節、梅の花でも愛でながら、グラスをかたむけるのに、最適のお勧めワインです。
お正月に家族や親戚が集まって、新年を祝う時にはお酒が欠かせませんが、そんな時いつものビールや日本酒のほかに、こんなワインはいかがでしょう。 ドイツ語で「聖母の乳」と呼ばれる、ライン河畔でとれるぶどうから造られる甘口の白ワインです。ボトルの形はドイツに抱くイメージとは逆に、フランスワインなどに比べほっそりした瓶型をしています。その名のとうり、ラベルに聖母の絵が描かれているのですぐにそれと分かります。 このワインでしたら、普段あまりお酒を口にしないご婦人や、お酒に慣れていない方にも抵抗なく飲んでいただけます。当店でも女性だけのグループが、飲みやすいワインと希望された時は、第一にお勧めする銘柄です。 これから成人のお祝いをされるご家庭も多いと思いますが、こんなワインで大人の仲間入りを祝ってさしあげるのも記念に残る一齣かと思います。 ドイツワインはこのワインに限らず、ほとんどが甘口の白ワインですので、ご予算に応じてどの銘柄を選んでも間違いありません。ただ、選ぶ基準としては、値段が上がる程、こくのあるものになることです。ですから、フレッシュなタイプがお好きならむしろ、経済的であると言えます。
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